お知らせ

坂田昌嗣 日本睡眠学会で口頭発表

2025.06.21

2025年6月に開催された日本睡眠学会第49回定期学術大会において、名古屋市立大学大学院医学研究科こころの発達医学寄附講座の坂田昌嗣講師が、スマートフォン認知行動療法「レジトレ!Ⓡ」の睡眠モジュールに関する研究成果を発表しました。


一般演題O13-3「不眠症」
演題名:
スマートフォン認知行動療法「レジトレ!Ⓡ」睡眠行動療法モジュールの不眠症状改善効果:ランダム化比較試験の二次解析

発表者:
坂田昌嗣(名古屋市立大学)、田近亜蘭、豊本莉恵、羅妍、川上憲人、明智龍男、堀越勝、古川壽亮

日時: 2025年6月21日(土)10:00~12:00(セッションO13)
会場: ホテル椿山荘東京(東京都文京区)


本研究では、スマートフォンアプリ「レジトレ!Ⓡ」を用いた6週間の睡眠行動療法(CBT-I)が、不眠症状に対して特異的な改善効果を持つかどうかを検証しました。分析の結果、CBT-I群は健康情報群および行動活性化群と比較して、有意に不眠症状(ISIスコア)を改善し、さらに抑うつ・不安症状の軽減にも寄与することが明らかとなりました。

本発表は、スマートフォンを活用した精神保健介入の公衆衛生的意義を示すものとなりました。