当講座永井幸代と同大学人間文化研究科の中川敦子教授との共同研究結果の論文が2024年12月27日Journal of Attention Disorders という雑誌に受理されました。
2025.1.6
Orienting and Alerting Attention in Very Low and Normal Birth Weight Children at 42 Months: A Follow-up Study (極低出生体重児および正常出生体重児における42ヶ月時点での注意の方向づけと注意喚起:追跡調査研究)
Atsuko Nakagawa, Masune Sukigara, Kayo Nomura, Yukiyo Nagai, Taishi Miyachi
我々は、極低出生体重児(1500g未満で出生:n=23)と正常出生体重児(2500g以上で出生:n=48)の42か月時点での注意機能の発達をGazefinderというテレビモニターのような機器を用いて調査しました。極低出生体重児では正常出生体重児より、与えられた注視刺激を見る時間が少ないこと、アラーム音による注視効果が高いことがわかりました。また、正常出生体重児では、注意制御力が高い気質をもつ児ほど、オーバーラップ注視課題への潜時が長い(刺激に惑わされない)ことがわかりました。